「真上を飛んでうるさい」普天間でE3訓練 最大109デシベル超


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住宅地上空を低空飛行するE3空中早期警戒管制機=15日午前11時すぎ、浦添市内から撮影(喜瀬守昭撮影)

 【宜野湾】宜野湾市の米軍普天間飛行場で15日午前11時ごろから、嘉手納基地所属のE3空中早期警戒管制機がタッチアンドゴー訓練を繰り返した。北側から南側へ飛行し、県と市が騒音測定している南側の上大謝名公民館で午前11時38分に最大109・4デシベルの騒音が発生した。市民から市に「真上を飛んでうるさい」などの苦情が8件あった。

 100デシベルは「電車通行時のガード下」の音に相当する。同公民館では午前10時59分~同11時43分までに、100デシベル台の音が7回発生。市は同日、沖縄防衛局に市民生活への配慮を申し入れた。北側にある緑ヶ丘保育園の神谷武宏園長は「大きな機体が低空飛行をして恐怖を感じた」と話した。

 また米軍機は同日、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時以降も飛行した。