夏至の空に天体ショー 部分日食に歓声 沖縄では三日月のように


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太陽の大部分が隠れた那覇市内の日食の様子=21日午後5時6分

 21日午後4時ごろから始まった日食は、沖縄地方では午後5時10分すぎにピークを迎えた。夏至と日食が重なる太陽系のドラマを多くの人が見入った。

 那覇市周辺では、観測機器で見ると太陽が三日月のように。肉眼では形を確認できないものの、夏の日差しが薄日のように街を照らした。

 石垣市では、県立石垣青少年の家で行われた観察会に家族連れも多く訪れ、欠けていく太陽に「すごいすごい」と歓声。ピーク時にはほぼ9割が隠れたという。

 国立天文台によると、次に日本で日食が起こるのは2023年4月20日という。【琉球新報電子版】

専用グラスを使って日食を観察する中学生ら=21日午後4時半ごろ、沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園