コロナで来客者が激減…「不屈館」が支援募る 「カメジローの魅力知って」


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瀬長亀次郎さんの足跡を紹介したパネルがある不屈館=2018年、那覇市若狭の同館

 新型コロナウイルスの影響で来館者が激減したとして、米統治下で圧政と闘った瀬長亀次郎さんが残した資料などを展示する沖縄県那覇市若狭の「不屈館」(内村千尋館長)は、今月からクラウドファンディングを通じて支援を募っている。目標金額は500万円。29日午後7時現在、達成率は16%となっている。

 不屈館は行政からの援助は受けず、会員の会費や本・グッズ販売の売り上げで運営しているが、4月以降の団体予約が全てキャンセルとなるなど、来館者が激減した。

 そこで、瀬長亀次郎さんの存在をより多くの人に知ってもらおうと、ガイドブックやグッズの刷新、当面の運営費に充てるため支援を募っている。

 内村さんは「もっと県内、県外の方々に不屈館やカメジローの魅力を知ってほしい」と呼び掛ける。

 クラウドファンディングサイト「A―port」で「不屈館」と検索すれば掲載ページが見られる。