辺野古新基地建設護岸に新たな構造物 複数の生コン車も


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名護市辺野古の新基地建設で、新たに護岸上に組まれた構造物(中央)=2日午後、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、護岸上に鉄筋で組まれた構造物が新たに設置されている様子が2日、確認された。既に建設が完了している外周護岸を下部とし、その上に新たに護岸を建設する工事とみられる。外周護岸は上部の工事が完了することで完成するという。

 新基地建設を監視している市民によると、2週間ほど前から護岸上の工事が始まり、2日朝には複数の生コン車が構造物付近に並んでいたという。

 基地問題を調査している土木技師の北上田毅さんによると、新基地建設は当初から護岸を上部と下部に分けて建設する計画で、2日の工事は「上部護岸はL字型になるので、L字の底の部分にコンクリートを流し込む作業をしていたのではないか」と推測した。