米軍関係者と接触歴者 沖縄県がコロナ検査と外出自粛を呼び掛け


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 沖縄県内の米軍基地で多数の新型コロナウイルス感染者が出る中、県は9日、米軍関係者との接触歴があり、発熱などの症状が出ている県民は新型コロナの感染を調べる検査を受けるよう求めた。症状がなくても米軍関係者と接触した人は、これから症状が出る可能性があるとして、外出を控えるよう呼び掛けた。

 県の糸数公保健衛生統括監によると、キャンプ・ハンセンで感染した米軍関係者の行動履歴など、米軍側から情報が来ていない。SNS上では今月4日の米国独立記念日に、県内各地で米兵と日本人が一緒にパーティーをしているような投稿があったという。糸数統括監は「感染規模が大きくなる心配がある」と懸念を示した。今月4日に米軍関係者と接触した場合、潜伏期間から「今日、明日から症状が出始める人がいるだろう」と指摘。「米兵と接触がある方で現在、体調が悪い場合は速やかに受診してほしい。米兵と濃厚接触があった方は外出を控え、感染を広げないような対応をお願いしたい」と話した。