「普天間基地の早期閉鎖を」 宜野湾市長が官房長官らに要請


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
衛藤晟一沖縄担当相(右)に要請書を手渡す松川正則宜野湾市長(中央)と、宮崎政久衆院議員

 【東京】松川正則宜野湾市長は8日、東京で菅義偉官房長官や杉田和博官房副長官、衛藤晟一沖縄担当相らと会談し、米軍普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還や市に対する財政支援や国と県、市で構成する普天間飛行場負担軽減推進会議の早期開催などを求めた。推進会議の開催時期は新型コロナウイルス感染症が落ち着いた段階で改めて相談することになったという。

 菅長官は要請後の会見で「沖縄の基地負担軽減のため、できることは全て行う、目に見える形で実現するという強い決意で取り組む」と述べ、要請内容に協力する姿勢を示した。衛藤沖縄担当相は西普天間住宅地区への琉球大学医学部や同大学病院の移転、普天間飛行場自体の返還も見込まれることに触れ「一刻も早く移転ができるよう我々も懸命に努力したい」と応じた。