「ロジックモデル」紹介/OSP会合 13社参加し勉強会


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「社会課題解決(SDGs)×マネジメント」と題して講話するケイスリー代表取締役CEOの幸地正樹氏=17日、那覇市泉崎の琉球新報社

 国際社会が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の推進を目指して県内の企業・団体が連携する「OKINAWA SDGs プロジェクト」(事務局・琉球新報社、うむさんラボ)の第1回カンファレンスが17日、那覇市の琉球新報社で開かれた。

 社会課題の解決へ自分たちが行う活動が、実際にどれだけの成果を挙げているかを可視化して評価する「ロジックモデル」についてケイスリー(本社・東京)代表取締役の幸地正樹さんが説明し、県内2企業・団体が具体的な取り組みを紹介した。パートナー企業・団体17社のうち13社が参加した。

 幸地さんは、社会的な価値がある事業に資金が循環するシステム作りを全国で手掛ける。課題解決を目指す活動は、売り上げや動員人数のような分かりやすい指標を設定しにくい。

 活動の結果、どのような変化が出たかを可視化できれば企業価値が上がり、資金調達もしやすくなるとし、その手段として「ロジックモデル」を紹介した。モデルは組織のメンバーが話し合って作り、可視化されたものを活用して事業計画を検証し改善する重要性も強調し「これを繰り返して課題解決へ事業を進めて」と呼び掛けた。