北谷のホテル、米軍の入国者隔離を終了 今後は出国者が滞在


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 【北谷】在沖米海兵隊が新型コロナウイルス対策として北谷町のホテルを借り上げて人事異動者らを隔離している問題で、町は20日、入国した米軍関係者が対象の隔離措置が17日までに終えたことを確認した。町が同ホテルに問い合わせた。隔離された滞在者のうち、新型コロナの感染が確認された人はいなかったという。今後は県内からの出国者がホテルに滞在する予定だ。

 米海兵隊は「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」で、入国した米軍関係者を対象に2週間の隔離措置を取っていた。隔離されていた米軍関係者は外出が制限され、ホテル内でも入国者同士や従業員との接触を避けるよう感染防止対策が取られた。

 今後、出国者が滞在する際は海兵隊が発令している保健衛生上の警戒レベルに準じた感染防止対策が講じられる。滞在者は、自宅や宿泊先から勤務先への移動や必要最低限の外出のみ許可される。【琉球新報電子版】