キャンプ・ハンセンで1人陽性 県内コロナ感染者 30代女性の接触者調査


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 県が22日に発表した新型コロナウイルス新規感染者のうち、中部保健所管内の30代の会社員女性は今月15日に発熱とせきの症状があり、かかりつけ医を受診した。20日に協力医療機関を受診し、検体を採取した。保健所が女性の行動歴や接触者を調査している。

 琉球朝日放送(QAB)の40代女性は、QABが全社員を対象に実施した検査で、20日に検体を採取した。女性は報道制作局に勤務するアシスタントディレクターで、20日に感染が判明した20代男性ディレクターの濃厚接触者。2人は17日に一緒に業務に就いていたという。QABの報道制作局からの感染者数は3人となった。

 QABは20日に検査を受けた社員81人のうち、この40代女性を除く80人の陰性が確認されたと発表した。21日には38人の検査を実施し、結果は今後判明するという。27日には社外の関係者を含む50人にも検査を予定している。

 在沖海兵隊によると、米軍キャンプ・ハンセン所属の米兵1人の陽性が判明した今回の検査は、すでに発生したクラスター(感染者集団)に関連するもの。感染した米兵は12日から隔離されている。感染者の追跡調査は在沖海兵隊のホームページで公表する。22日に県が発表したPCR検査件数は53件だった。県内の累計感染者は157人。米軍関係感染者は累計149人。