新基地建設警備員のコロナ対策、市民団体が防衛局へ要請


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 【名護】新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会のメンバーらは31日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う工事中止の判断基準などについて質問・要請する文書などを提出した。文書ではコロナ感染拡大が県内外で続いていることを受け、基地建設工事に従事する警備員や作業員のコロナ対策を明らかにすることや、警備員に透明マスクではなく不織布マスクなどを着用させることなどを求めている。

 応対した防衛局の担当者らは、工事中止の判断基準について「状況に応じて受注者、米軍と調整して対応する」と明言を避けた。警備員の透明マスクの使用については「国土交通省の建設業でのコロナ対策ガイドラインでも熱中症リスクの軽減事例として取り上げられている」と応じた。