沖縄の病床利用率146% 県が宿泊施設確保へ 新たに37人感染


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 沖縄県は3日、新型コロナウイルスに37人が感染したと発表した。病床利用率は同日正午時点で146・6%、入院待機中は221人に上り、病床が逼迫(ひっぱく)している。県は同日から新たに自宅療養を取り入れたが、県の糸数公保健衛生統括監は「自宅療養はリスクがある」として、軽症者向けの宿泊療養施設の確保を進める考えを改めて示した。

 3日正午時点で自宅療養は5人。1日1回、県の看護師が連絡を取り、健康観察を行っている。

 那覇市の沖縄赤十字病院では3日、新たに90代の男性の感染が確認された。同病院のクラスター(感染者集団)は計8人となった。沖縄市のコールセンターのクラスターは計12人、松山のキャバクラ店2店舗は計36人、久茂地のバーは計9人となった。

 那覇市の10歳未満の幼児は家族が感染し、無症状だったが検査で陽性となった。10代の感染者は南部保健所管内の女性2人、浦添市の小学生男児、糸満市の女性、東京都の女性が各1人。うるま市で勤務する海上自衛隊の50代男性隊員が感染した。米軍関係はホワイトビーチ所属の1人で、米軍の累計感染者数は274人となった。県内の累計感染者数は554人。