米軍のF15戦闘機が沖縄県かその周辺で部品を落下させた件で、この戦闘機が嘉手納基地所属であることが5日、分かった。在沖米空軍は5日も同型機の運用をやめず、嘉手納基地で離着陸を繰り返している。
F15が部品を落としたのは4日午前10時半ごろで、部品の長さ約17・8センチメートル、重さ約3・6キログラム。米軍から沖縄防衛局に4日夕、連絡が入った。防衛局によると、落下場所は不明だが、米軍の情報では海上と陸上のいずれの可能性もあり、どちらの場合も沖縄周辺だという。
米軍は落下場所について海上の場合「嘉手納基地から東南東に60マイル(約100キロメートル)」、陸上の場合「国道58号沿い」と推定している。
米軍は落とした部品の名称について米軍は防衛局にワシの爪を意味する「イーグルクロー」と報告している。F15はイーグルとも呼ばれる。【琉球新報電子版】