「怒り禁じ得ない」F15部品落下、沖縄県が米軍、国に抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
米軍嘉手納基地を離陸する部品を落下させたF15戦闘機の同型機=5日午前11時40分ごろ、嘉手納町(大城直也撮影)

 県は7日、4日に発生した米軍嘉手納基地所属F15戦闘機の部品落下事故を受け、在沖米空軍(第18航空団)や沖縄防衛局、外務省沖縄事務所に抗議した。文書で「怒りを禁じ得ない」として通報遅れを含めて抗議し、原因究明までの間、同型機の飛行を停止することや原因公表、再発防止、事故発生時の迅速な通報などを求めた。

 県は抗議文を発出した上で金城典和基地対策統括監が電話で同内容を伝えた。対応した3機関の代表者は安全確保や原因究明、再発防止の必要性に理解を示したものの、同型機の飛行停止には同意しなかった。