小学校の教員2人感染 学校は予定通り2学期スタートも、児童の約6割欠席 宜野湾市


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宜野湾市役所

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市内の市立小学校で11日までに教職員2人が新型コロナウイルスに感染した。学校は職員の机や教室などを消毒し、11日から2学期を開始したが、学校関係者によると、不安を感じた保護者が児童を欠席させるなどし、11日の出席率は約4割だった。

 同校のPTAは学校と相談し、16日までの臨時休校や職員の抗原検査、細かい校舎消毒を市教育委員会に求めた。一方、教委は文部科学省の衛生管理マニュアルなどを参考に、予定通りの学校開始を「問題ない」とした。また11日の欠席者は欠席扱いしないとした。

 教委によると、職員2人は1~10日の夏休み期間中に発症が分かった。保健所の指導に従い、1人の職員と濃厚接触の疑いがある職員3人が2週間の自宅待機をしている。

 もう1人は職場での濃厚接触者はいないという。同校は、市内の全小学校と同じく12日から午前中のみの授業となり、給食後に下校させる。

 PTA関係者は「市教委は、保護者の不安要素をなくす策を講じてほしい」と訴えた。