「ロックダウンにはならない」玉城知事一問一答【8月11日夕方会見】


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会見で記者の質問に答える玉城デニー知事=11日、県庁(代表撮影)

 記者会見での玉城デニー知事らと報道陣のやりとりは次の通り。

 ―中等症以上が増えているが、どう考えるか。

 玉城知事 医療提供体制が極めて逼迫(ひっぱく)しているという強い危機感を持っている。ホテル療養については入院待ちの人々もいるので、対応できるように進めたい。

 ―なぜ県の指標を国の指標に合わせたのか。

 糸数公保健衛生統括監 県と国の指標は合致する部分が多く、県の指標は継続する。合理的に国の指標が良ければそこを選択する。

 ―検査体制を拡充すると言うが、検査対象を見直すこととの整合性はどう考えるか。

 玉城知事 濃厚接触者や症状のある人から検査する方針は変わらない。県民が検査待ちで不安にならないように、できるだけ検査を受けられる環境を作りたい。

 ―県全体の第4段階への引き上げを前提に、明後日までに協議し、まとめるのか。

 玉城知事 県全体のレベルの引き上げではなく、個別の取り組みを進めることについて明後日、協議する。

 ―第4段階への引き上げに伴う自粛要請は、県全体または局所的になるのか。どの程度の厳しい制限をかけるのか。

 玉城知事 行動制限やお店の時間短縮営業の協力を全県に広げる必要があるのか、どこまで行動制限をかけたら効果があるのか、一つ一つ確認して決める必要がある。警戒レベルを引き上げてもロックダウンにはならないだろう。県民や業界の努力も踏まえて協議したい。