サッカー九州リーグ打ち切り 沖縄SVチャンピオンズリーグへ


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沖縄SVの高原直泰

 サッカーの九州リーグ連盟が今季のリーグ打ち切りを発表した。九州各県で新型コロナウイルスが急速に拡大し、移動の自粛要請が出された地域もあるため「県間をまたぐ試合開催が厳しい」ことを理由に挙げた。感染者は出ていないものの出場辞退を決めたチームもあり「安全や安心を確保できる状況にない」と判断した。JFL昇格を懸け九州リーグの優勝チームが出場する全国地域チャンピオンズリーグ(CL)には、昨季優勝の沖縄SVを推薦する。

 連盟は8日にリモートでの臨時理事会を開き中止を決定。全チームに了承を得て公式サイトで発表した。全国地域CLへの出場推薦は、昨年度のリーグ順位を適用し沖縄SVに決めた。チーム関係者から感染者が出た場合は、順位順に出場権を繰り下げていくとの条件も付けた。

 沖縄SVは「リーグの代表として持てる力をすべて出し切る」とのコメントを発表。天皇杯へも県代表としての出場が決まっている。全国地域CLと合わせ「サッカーファンの皆さまの思いも胸に、天皇杯も沖縄代表として精いっぱい戦いたい」と意気込みを表明した。