ヘリ墜落16年「若い世代には歴史、学び深める映像を」沖国大生が意見発表


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 沖縄国際大学の産業情報学部企業システム学科4年の上原麻奈さん(22)と、産業情報学科4年の浦崎直之さん(22)は13日に同大学で開かれた集会で意見を発表した。

 上原さんは大学入学後、沖縄に米軍基地があることに疑問を抱き、事故の詳細を調べ、基地問題について学ぶようになった。上原さんは集会で「平和学習と同様に、基地問題について学ぶ機会を積極的に設けるべきだ」と訴えた。

 浦崎さんは昨年、授業の一環で米軍ヘリ墜落を体験した教職員にインタビューし、証言を記録する映像を制作した。浦崎さんは集会で「若い世代はヘリ墜落を過去に起きた歴史として学んでいる。再び事故を起こさないよう語り継ぐために、映像など学びを深めるコンテンツを充実させる必要がある」と述べた。