琉球新報社 
県は２２日、新型コロナウイルスに県内で新たに３１人が感染したと発表した。重症者の基準を巡っては、県はこれまで国基準と同様だと説明していたが、発表ミスで一部を「中等症」に含んでいたことが判明した。そのため重症者数は県発表では１５人だが、国基準では３７人となる。一方、抗原検査で１９日に陽性と診断された患者の１人がＰＣＲ検査の結果、陰性だったことが判明。累計感染者は１８６４人となった。
新規感染者は１０歳未満から９０歳以上までの３０人。７０代以上は５人で、６人に１人の割合となっている。感染経路は１８人が感染者との「接触」とみられている。無症状者は６人。
職業は確認中も多いが、４人が接客業と確認されている。県の糸数公保健衛生統括監は「いわゆる夜の街の感染の疑いがある」と指摘。これまでに「夜の街」で大規模なクラスター（感染者集団）が発生した経緯があることから、情報収集する意向を示した。
直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２２・２４人で、２２日連続で全国最多となった。
米軍関係の新規感染者はキャンプ・コートニーで３人、キャンプ・ハンセンで２人の計５人で、累計３６１人となった。
