沖縄、旧盆に台風直撃も ウンケーに大雨の恐れ【8月26日夕】


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「ウンケー」の31日夕方の風の予報(windy.comより)

 旧盆(8月31~9月2日)の沖縄を台風が直撃する可能性が出ている。沖縄気象台によると、フィリピンの東にある低気圧が今後熱帯低気圧に変わり、そのまま発達すれば台風になる可能性もあるという。先祖の霊を迎える旧盆初日「ウンケー」の31日は大雨や大しけとなる恐れがあり、今後の天気に注意が必要だ。

 26日正午現在、フィリピンの東にある低気圧がゆっくりと西に進み、熱帯低気圧に発達すると予想される。気象台によると、30日ごろから沖縄地方に影響があるという。

 26日午後1時半時点で気象サイト「Windy.com」で風の動きを確認すると、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、アメリカ国立気象局国立環境予測センターの提供する全球大気循環モデル(GFS)のいずれの予報でも、沖縄は旧盆期間中にこの熱帯低気圧の影響を受ける見込み。

 ECMWFの予報モデルでみると、沖縄本島地方は31日夕には非常に強い風が吹くとみられる。旧盆2日目「ナカヌヒ」の9月1日も強風になる見込みで、旧盆最終日「ウークイ」の2日にも影響が残る可能性がある。