コロナの自宅療養者に訪問看護 沖縄県、医療体制拡充へ


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 沖縄県は新型コロナウイルス感染拡大に伴い医療提供体制の拡充を発表した。家庭内感染が広がる中、懸案となっている自宅療養に対応するため、県看護協会と連携して訪問看護を実施するほか、中・北部で宿泊療養施設の早期開設に取り組む。

 27日の専門家会議では、県内の新規感染者数の目標をゼロにする場合、自宅療養を原則認めずに、宿泊療養や入院措置で対応する必要性が指摘された。

 一方で、県は現状として自宅療養を続ける考えを示し、玉城デニー知事は「自宅療養していただく方でも配食サービスや健康管理などをしっかりと行っていく。医療ケアの目が届くようにしていく」と強調した。

 このほか、無症状の濃厚接触者へのPCR検査再開や、検査協力医療機関を138施設に拡充、クラスター(感染者集団)が発生した施設名の公表を必要に応じて行う。