コロナ新規33人感染 1人死亡、死者27人に


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は30日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた沖縄市の80代男性が29日に死亡したと発表した。県内で新型コロナウイルスに関連した死亡者は27人となった。新たに確認された感染者は33人で、累計感染者数は2117人となった。台風9号が沖縄に接近していることから、県は避難に当たり「避難所運営の考え方」をまとめるなど、感染対策にも気を付けるよう呼び掛けた。

 県によると、死亡が確認された80代男性は発熱やせきはなかったが、食欲不振などが続いていたことから病院を受診した。PCR検査をしたところ、今月19日に陽性を確認し入院となった。保健所の連絡を受けてからではなく、自ら受診して発覚した。死因のほか、入院後の症状や感染経路などは調査中という。
 新規感染者は10代から80代の33人で、70歳以上は8人だった。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者は15・10人。ピーク時より減少傾向にあるが、30日連続で全国最多となった。米軍関係の新規感染者はなかったという。
 警戒レベルは七つの判断指標のうち、療養者数と病床占有率、直近1週間の合計新規感染者数の三つが最高の第4段階(感染蔓延(まんえん)期)となっている。