沖縄、コロナで高齢者3人死亡 新規感染は8人 死者の累計41人に


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は9日、新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた90代女性と70代男女2人の計3人が死亡したと発表した。県内で確認された新型コロナウイルス関連の死亡者数は41人となった。県は死亡した3人のうち、90代女性=うるま市=は高齢福祉施設内で感染し、70代女性=糸満市=は病院内で感染したとみている。新たな感染者は8人だった。過去に発表した感染者2人が偽陽性だったとして取り下げ、累計感染者数は2244人となった。

 県によると、90代女性は複数の感染者が確認された高齢福祉施設の利用者で、8月31日に陽性と判明し、9月8日に死亡が確認された。70代女性はクラスター(感染者集団)のあった病院に別の疾患で入院していた。周囲で感染が確認されたため、9月7日に検体採取したが、同日死亡し、9日に陽性結果が出たという。70代男性=那覇市=は8月28日に陽性を確認。感染経路は不明で、入院後の9月9日に死亡した。いずれも死因は調査中。新規感染者は10代から80代の8人で死亡後に陽性が判明した70代女性も含まれている。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は6.11人で1位の東京都に次いで2番目に多かった。米軍関係の新規感染者はなかった。