緑ヶ丘保育園屋上、夜間に最大97.8デシベル 普天間飛行場にE3飛来


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米軍普天間飛行場に飛来するE3空中早期警戒管制機=10日午後7時51分、宜野湾市内

 【宜野湾】嘉手納基地所属のE3空中早期警戒管制機が普天間飛行場に飛来した10日夜、宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園屋上で最大97.8デシベル、市新城の普天間第二小学校屋内で同94.4デシベルの騒音が記録された。琉球大学の渡嘉敷健准教授(環境・音響工学)が騒音を測定した。騒音はE3が北側から飛来した際、それぞれの地点で午後7時51分に記録。県と市の騒音測定では、午後7時40分に南側の上大謝名公民館で最大99.2デシベルの騒音が発生していた。

 第二小の測定は通常は屋上で実施しているが、台風10号の接近に伴い機器を屋内に移動させていた。

 渡嘉敷准教授によると、E3が沖縄市泡瀬の上空付近を飛行した10日午後7時50分に住宅室内で最大50.1デシベルの騒音を記録した。