那覇軍港の浦添移設 早期実現を 那覇市議会自民会派が意見書提案へ


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那覇市庁舎

 那覇市議会の自民党会派は開会中の9月定例会に、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の早期移設と返還を求める意見書案を提出する。14日に開かれた議会運営委員会で各会派が同案への意見を述べ、共産党会派は反対を表明。ニライ会派も「(会派内に)賛同できないという声がある」とした。他会派はおおむね賛成する意向を示したため賛成多数で可決される見通しだ。

 議会運営委で自民の吉嶺努氏は「松本哲治浦添市長が『北側案』受け入れを表明したことから、今後ますます移設作業が進むと思われる。議会としても後押ししたい」と趣旨を説明した。一方、共産は軍港が遊休化していることなどから無条件返還を訴えている。

 意見書案は「那覇軍港の跡地利用と那覇港の開発は、県全体の発展と那覇市と浦添市の振興に大きく寄与することから一日も早い移設返還が求められている」としている。