沖縄のコロナ感染 病床率、療養者数が連休前より増加 県「引き続き警戒を」


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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、沖縄県内の警戒レベル判断指標は7項目のうち5項目が第3段階の「感染流行期」にある。連休前と比較して数字が上がっている判断指標があり、県は警戒を呼び掛けている。

 「療養者数」は19日の134人から23人増の157人、「病床占有率」も19日の37・7%から7・5ポイント増の45・2%と、第3段階にある。「感染経路不明な症例の割合」は16日には40%台だったが17日から50%台で推移しており、玉城デニー知事は「引き続き注意が必要な状況だ」と警戒した。

 「新規感染者数(直近1週間合計)」は17日には51人まで下がったが、連休中に2桁の感染が確認され72人に増加した。全体の警戒レベル引き下げについて、県の糸数公保健衛生統括監は「(指標の)全ての数値が第2段階に下がらないといけないということではなく、総合的に考える」と強調。その上で「経済活動にも留意しながらどういう感染傾向にあるか、頻度を少し多めにしてチェックしていくことになる」とした。