米軍の伊江港利用に抗議 「わびあいの里」理事らが村に要請書


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 【伊江】沖縄県の伊江島で土地闘争に取り組んだ故阿波根昌鴻さんの足跡を伝える「わびあいの里」(謝花悦子理事長)の理事らが29日、伊江村役場を訪れ、米軍の伊江港利用に抗議の意思を伝え、要請書を島袋秀幸村長に手渡した。米軍の汎用(はんよう)揚陸艇が21、22の両日に伊江港に入港したことに対し「平和で住みよい、自然豊かな村の発展のため毅然(きぜん)とした対応」を村に要請し、港の軍事利用と軍港化に抗議した。

 島袋村長は「内容を十分に理解した上で、内部で検討していきたい」と述べた。

伊江村の島袋秀幸村長(中央)に要請書を手渡す「わびあいの里」の高垣喜三理事(右から2人目)=29日、伊江村役場(提供)