沖縄県の玉城デニー知事は2日、就任2年の節目を4日に迎えることに合わせて県庁で臨時記者会見を開いた。玉城知事は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について、「普天間飛行場の速やかな運用停止を含む一日も早い危険性の除去、早期の閉鎖返還を実現するために政府に対して、県との真摯な対話に応じるよう、これからも求めていきたい」と述べ、引き続き反対姿勢を示した。沖縄基地負担軽減担当相を務めた経験もある菅義偉首相と早期の面談を目指すとした。
知事就任2年目は、首里城火災や豚熱の発生、新型コロナウイルスの感染拡大など立て続けに大きな課題に直面した。玉城知事は「大きな社会的状況の中でも過剰な米軍基地の負担軽減、子どもの貧困問題など解決すべき課題は数多くある。今後も全身全霊で取り組んでいきたい。多くの人々に支えられ、着実に成果ももたらせられているのではないか」と語った。
4年間の任期の折り返し地点にさしかかり、自身の点数について「4年間の折り返しと言うことで50点。これからは厳しい2年となる。点数を下げることのないよう気を引き締めたい」と答えた。
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