ラジオ体操普及で「曙願寿会」を表彰 子どもの見守り兼ねて継続20年


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
ラジオ体操優良団体等表彰の地方表彰を受けた曙願寿会=7日、那覇市の曙小学校

 ラジオ体操の普及に功績のあった団体・個人に贈られる2020年度ラジオ体操優良団体等表彰(かんぽ生命保険、NHK、全国ラジオ体操連盟主催)の地方表彰に那覇市の曙願寿会が選ばれ、7日に表彰状が伝達された。同会は曙小学校区のお年寄りが中心となり、00年から元旦を除く毎日、ラジオ体操を続けている。
 
 ラジオ体操優良団体等表彰は活動年数などを基準に上位から全国表彰、地方表彰、府県等表彰の3種類がある。20年度は県内から曙願寿会のほか、地方表彰に沖縄小堀電機(浦添市)、府県等表彰に大底礼子さん(石垣市)も選ばれた。
 
 曙願寿会は地域の子どもたちの見守りも兼ねてラジオ体操に取り組んでいる。夏休みには子どもらも体操に加わり、会場の曙小グラウンドがいっぱいになるという。7日の表彰伝達式で、同会の上原美智子会長(85)は「自分たちの健康を守るために続けてきたことが高く評価されてうれしい。全国表彰を目指して頑張りたい」と話した。