空自那覇のF15またトラブル 滑走路25分間閉鎖、民間機も遅延


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航空自衛隊那覇基地(資料写真)

 20日午後3時10分ごろ、那覇空港第1滑走路から離陸しようとした航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機にエンジン系統の不具合が発生し、直前で離陸を中止した。この影響で約25分間、第1滑走路が閉鎖され民間航空機の出発便3便に最大39分の遅延が発生した。

 空自那覇基地によると、F15戦闘機は対領空侵犯措置任務のため第1滑走路を離陸滑走中に、乗務員が異常に気づいて離陸を中止し誘導路上で停止した。午後3時37分ごろに、航空自衛隊車両にけん引され駐機場へ移動した。空自那覇基地はトラブルの原因について「調査中」としている。

 那覇基地所属のF15戦闘機は19日にもエンジントラブルで離陸を取りやめており、関連について「調査中」とした。航空自衛隊那覇基地の高石景太郎基地司令は「第1滑走路が閉鎖になったことは大変申し訳ない。飛行・安全には万全を期してまいります」とコメントした。