沖縄、コロナ15市町村で38人 1人死亡は院内感染か 感染割合は20日連続で全国最多


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 県は22日、別の疾患で入院中だった那覇市の90歳以上の男性1人が新型コロナウイルスに感染し、21日に亡くなったと発表した。死亡者の累計は57人となった。22日に新たに確認された新型コロナの感染者数は10代から80代までの男女38人で、市町村別で15自治体に及んでいる。県内各地で感染が広がっており、県は対策の徹底を呼び掛けている。

 県によると、亡くなった男性は別の疾患で入院中だったが、今月14日にPCR検査で陽性が判明した。同じ病院で新型コロナの陽性患者が出ており、院内感染の可能性があるという。

 22日発表の38人の市町村別の内訳は、那覇市と宮古島市が各7人、沖縄市5人、中部保健所管内4人、石垣市と宜野湾市が各3人、浦添市と南城市、南部保健所管内が各2人、名護市、豊見城市、糸満市が各1人。

 今月17日と19日に発表した感染者2人について、県はPCR検査の結果「偽陽性」だったとして取り下げた。県内の感染者数の合計は3048人。直近1週間の人口10万当たりの新規感染者数は15・37人と20日連続で全国最多となっている。

 米軍関係はキャンプ瑞慶覧で1人の感染が報告された。