ガジュマル倒れ小屋全壊 那覇市楚辺 3棟被害、けが人なし


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
木の下敷きになって全壊した小屋を見つめる男性たち=22日午後2時15分ごろ、那覇市楚辺

 那覇市楚辺の私有地に生えていた高さ推定約20メートルのガジュマル1本が22日午前に倒れ、近くの小屋1棟が押しつぶされて全壊した。小屋の隣にある母屋1棟の屋根の一部も押しつぶされ、別の民家1棟の雨どいなども壊れた。けが人はいない。
 木の枝で私道が一時ふさがれたが、市消防局が同日午前に撤去した。市消防局によると、この木は立ち枯れしており、同日の大雨も倒木の一因となった可能性があるという。
 近隣住民から22日午前9時40分ごろに市消防局に倒木の通報があった。午前9時半ごろに大きな音がしたといい、その時に倒れたとみられる。
 屋根の一部が押しつぶされた民家に以前住んでいた男性(61)は「全壊した小屋には昔集めたレコードなど思い出の品を置いていた。こんな風に壊れてしまうなんて」と声を落とした。