嘉手納基地由来の水質汚染 早期解決を 防衛相に三自治体が要請 沖縄・嘉手納・北谷 


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岸信夫防衛相(左から2人目)に嘉手納基地を巡る諸問題について現状を説明する(右から)仲本兼明沖縄市副市長、當山宏嘉手納町長、野国昌春北谷町長=22日、嘉手納町の沖縄防衛局

 【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協、会長・當山宏嘉手納町長)は22日、来県中の岸信夫防衛相と嘉手納町の沖縄防衛局で面談した。三市町の首長らはそれぞれ嘉手納基地から派生する航空機の騒音や悪臭問題、PFOSなどの有機フッ素化合物による水質汚染などについて現状を説明した上で、早期解決に向け米軍に強く働き掛けるよう要請した。

 面談は約30分間行われ、冒頭の15分のみ報道陣に公開された。

 岸氏は「日ごろから嘉手納飛行場施設を巡る諸問題の対応で、多大なご理解と協力にお礼申し上げる」と謝意を述べた上で、諸問題の解決には地域の協力と連携が不可欠だと強調。その上で「今後とも意見を拝聴しながら誠実に対応したい」と述べた。