69年前の友人・恩師「声だけでも聞きたい」ライカムで学んだ86歳、探しています


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1951年にライカムのタイピングスクールで撮影された写真。一番左がトミ子さんで、隣が「知念先生」。真ん中が知念次枝さん、一番右が「初子さん」(本人提供)

 宮古島市平良久貝の徳永トミ子さん(86)=旧姓・本村=が、18歳だった1951年に通っていた「沖縄ライカムアーミータイピングスクール」の恩師や友人3人を捜している。新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増え、昔のことを思い出すに連れて会いたい気持ちが強くなったという。手掛かりは名前と手元にある1枚の写真のみ。徳永さんは「コロナもあるので、電話でせめて声だけでも聞けたら」と情報提供を呼び掛けている。

 トミ子さんは宮古島の女学校を卒業後、51年に琉球米軍司令部(ライカム、北中城村)のタイピングスクールに入学した。捜しているのは当時の恩師の「知念先生」という男性と、友人だった呉屋トシ子さん、知念次枝さん、「初子さん」の女性3人。タイピングスクールにいたのは3カ月ほどで、それ以来4人と連絡を取ったことはない。

 トミ子さんはその後、ライカム憲兵隊事務所や那覇市にあったカリフォルニア・テキサス・オイル・カンパニーで英文タイピストとして勤務した。55年ごろに転職した商社で一緒だった、金城久子さんについても「住所や電話番号が分かる方は連絡がほしい」(トミ子さん)と話している。

 情報提供はトミ子さん(電話)090(9789)3505。