本紙記事を授業や職員の研修などに活用 新報・KBCが包括契約


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琉球新報社と著作権利用に関する包括契約を結んだKBC学園の大城圭永理事長(中央)ら=23日、那覇市壺川のKBC学園本部

 学校法人KBC学園と琉球新報社は23日、著作権利用に関する包括契約を那覇市壺川の同学園本部で締結した。本紙に著作権がある記事や写真を授業や広報活動などに活用できる。期間は2021年9月末までで、1年ごとに更新する。同学園の大城圭永(かえい)理事長は「授業や職員の研修などに活用していきたい」と話した。

 琉球新報社が学校法人と同契約を結ぶのは初めて。

 KBC学園は高校や専門学校8校を運営し、これまで学科の特色に合わせて授業で新聞記事を取り上げてきた。今回の契約を受け、授業以外でも記事を活用できる。大城理事長は「新聞を活用することで生徒や学生が自分に必要な情報を取捨選択できるようになってほしい」と話し、「著作権を考える機会にもなる」と期待した。