コロナ感染の沖縄県議、視察「悔やんでいない」 おわびの一方「有意義な4日間」


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 先島地方を視察した自民会派の県議団が新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)となったことを巡り、最初に陽性となった座波一氏は24日のブログで「県民の皆さまにご迷惑をおかけしている事をお詫び申し上げます」と謝罪した。一方、視察は有意義だったとして「今回の行動を悔やんでいる人はいません」「議員の本分である社会のために行動した結果がこの事態」などと書き込んだ。

 座波氏はブログで、視察に対し歓迎の声が多かったとして「今後の活動に向けて実に有意義な4日間でした」と説明した。渡航制限されていないことから「GOTOキャンペーンで島々の活性の一助になる」と考えたという。

 座波氏はまた、同僚県議については「現時点では全員軽症の様です。みんな連絡を取り合って励まし合っており、今回の行動を悔やんでいる人はいません。会派全員の覚悟と真髄を見た様な気がします」とした。その上で「この事態を教訓に変え、コロナから県民の命を守るために頑張っていきます」と締めくくった。

 他に少なくとも県議2人がSNSで心境をつづった。西銘啓史郎氏はフェイスブックで24日に「大事をとって入院する事に」と説明。陽性判明の23日は「研修自体は実りあるものでした」と投稿していた。

 新垣淑豊氏は23日にツイッターを連続投稿。「医療体制が盤石ではない離島であり、移動や行動で細心の注意を払うべきでありました」などと陳謝し、同時に体調にあまり変化がないとして「多くの方がこのような感じで既に感染をしてしまっている可能性も」などと吐露した。