米軍キャンプ・ハンセンのメインゲート、金武町のIC付近に新設


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 【東京】在日米軍基地の運用などを協議する日米合同委員会は23日、米軍キャンプ・ハンセンのメインゲートを、沖縄自動車道の金武インターチェンジ付近に新設することで合意した。2021年度中の完成を目指す。ただ、整備に必要となる土地の一部は米軍への提供施設外にかかる可能性があるといい、防衛省は「地元の方々と調整したい」としている。

 嘉手納より南の米軍施設返還計画に基づき18年に合意された基本計画(マスタープラン)では、牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫や整備工場、キャンプ瑞慶覧インダストリアル・コリドー地区のリサイクルセンターなどがハンセンに移されることになっている。

 ハンセンには移転と既存施設の建て替えなどに伴い関連施設約100棟が建設される。これに伴い、基地を出入りする車の増加が懸念されていた。金武町からの要望も踏まえ、メインゲートの新設を決めた。

 一方、牧港補給地区にある郵便センターを移転するため、キャンプ瑞慶覧の既存の事務所を解体することでも合意した。