那覇・牧志公設市場で安全祈願祭 「地域活性化の拠点に」 


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
第一牧志公設市場建設工事の安全祈願祭でくわ入れの儀を行う城間幹子市長(中央)ら=19日、那覇市松尾

 新たな第一牧志公設市場の建設工事の安全祈願祭が19日、那覇市松尾の建設予定地で催された。城間幹子市長や工事関係者らが参加し、工事が無事に進むよう祈った。新市場は旧市場と同じ場所に2022年4月にオープンする予定。
 工事は7月から始まり、これまでに磁気探査などを行った。旧市場の基礎を撤去した後、11月から新たな建物の建設を始める。新市場は地上3階、地下2階で延べ床面積は約5600平方メートル。建設工事費は約37億円。89店舗が入居する予定だ。
 城間市長は「新市場は地域活性化の拠点として大きな期待が寄せられている。新型コロナウイルスで中心商店街は甚大な影響を受けているが、にぎわいを取り戻し、さらなる発展につなげるため全力で取り組む」と述べた。
 同市場の粟国智光組合長は「やっとここまでこぎつけたと安心している。オープンする2022年は沖縄にとって日本復帰50周年の節目であり、市場が『県民の台所』として沖縄の肝心(ちむぐくる)を感じられる場になれば幸いだ」と話した。
 安全祈願祭では城間市長をはじめ、施工者代表の国場幸一・国場組会長、設計・監理代表の比嘉盛朋・国建社長、久高友弘市議会議長、上原正敏・市中心商店街連合会会長がくわ入れの儀を行った。