「がむしゃらだった」大湾ラッシュで会場沸かす 5回TKO、右ストレートで仕留める


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
スーパーバンタム級8回戦 1回、強烈な右フックでダウンを奪う大湾硫斗=26日、後楽園ホール

 2年ぶりの試合を5回1分26秒のTKO勝ちで飾った大湾硫斗は大きく右拳を掲げ、リングを一周した。
 5回、セコンドからの指示でまとめにかかる。最初から積極的にパンチを繰り出し間合いを詰め、左フックに右ボディーなど連打を重ねる。極めつけは、この日、特にさえていた右ストレートを相手の顔面に沈めクリーンヒット。「きつかったが、自分でもがむしゃらだった」と相手をリング際に追いやり、会場中の拍手をさらった。
 階級を一つ上げ、スーパーバンタム級で挑む初戦で、華々しいスタートを切った。「2年前からさらに自分のレベルを上げられた。ハードトレーニングのおかげ」と、厳しい練習の成果を結果で見せた。手応えもあったようで「次につながる試合。もっと練習してKO勝利できるよう頑張りたい」と闘争心を見せる。さらなる高みを見据え、22歳の挑戦は続く。

▽スーパーバンタム級8回戦
大湾硫斗(Ambition) TKO5回1分26秒 岸根知也(ミツキ)