沖縄でコロナ新たに29人 宮古島市長は再検査陰性【10月29日朝】


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は28日、県内で10歳未満から80代までの男女29人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。自民会派県議団の先島地方視察でのクラスター(感染者集団)を巡っては、濃厚接触者と認定された下地敏彦宮古島市長を含む6人の陰性が新たに確認された。

 視察クラスターは、宮古で45人、八重山で20人の計65人の濃厚接触者が確認されている。このうち検査結果がまだ出ていないのは宮古島市議の1人となった。下地市長は23日、出張先の東京でPCR検査を受け、陰性となっていた。25日に県からの連絡を受け、26日にPCR検査を再受診した。

 28日発表の新規感染者の推定感染経路は、接触者が14人、調査中が15人。281件の行政検査で11人、保険診療で18人の陽性が判明した。居住地別では那覇市が6人、石垣市が5人、宮古島市と沖縄市、浦添市が3人ずつ、糸満市と豊見城市、宜野湾市、南部保健所管内が2人ずつ、名護市が1人だった。

 県が23日、抗原検査の結果で陽性と発表した70代男性はその後のPCR検査で陰性と判定され、感染者一覧から削除された。県内の感染者数の累計は3245人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は16・68人で、26日連続で全国最多。米軍関係者の新規感染者の報告はなかった。