若手作家や著名人、SNSで追悼の言葉を発信 大城立裕さん死去受け


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
大城立裕氏=2014年7月23日、那覇市首里の守礼門

 27日に作家の大城立裕さんが死去したことを受けて、県出身の作家や著名人が同日夜から、追悼の言葉を会員制交流サイト(SNS)のツイッターなどを通じて発信した。

 浦添市出身の作家、オーガニックゆうきさんはツイッターで「いつか、この日は来ると思っていたけれど。作家デビューした時にお話ししたこと、真藤順丈さんと一緒に会いに行ったこと、『ペンネームを本名にしなさい』とガチで怒られたこと、全てが温かい思い出です。大城立裕先生、ご冥福をお祈りします」とコメントした。

 落語家の立川談四楼(だんしろう)さんは「沖縄初の芥川賞作家・大城立裕さんが亡くなった。享年95。受賞作『カクテル・パーティー』は米兵によるレイプ事件が題材で、地域の矛盾や理不尽を描き『小説琉球処分』等、ロングセラーもあるが『読まれ続けるのはありがたいけれども、読まれる意味を考えると、ありがたくないんだな』との言葉が思い」(原文のまま)とツイートした。