沖縄・北部の新テーマパークで雇用創出 JE社が今帰仁、名護と協定


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包括連携協定を締結したジャパンエンターテイメントの加藤健史代表取締役(中央)、渡具知武豊名護市長(左から2人目)、久田浩也今帰仁村長(同4人目)=30日、今帰仁村のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部

 【北部】本島北部のテーマパーク建設事業に携わるジャパンエンターテイメント(名護市、加藤健史代表取締役)は30日、今帰仁村、名護市と包括連携協定を締結した。協定により地域の雇用促進、地元産品の有効活用などに取り組み、やんばる地域の振興を図る。締結式は同日、建設予定地のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部(今帰仁村、名護市)で開かれた。

 「雇用創出・女性活躍」「観光振興・地域活性化」「安心・安全」「交通対策」「教育・こども育成」の5項目で連携を図る。加藤代表取締役は「北部地域経済の向上が何より重要。雇用は千~1500人を想定している。まずは地域の人から働いてもらいたい」と強調した。

 テーマパークはオリオン嵐山ゴルフ倶楽部の約60ヘクタールに建設される予定。2025年以降の開業に向け、環境アセスメントなどの準備が進められている。

 今帰仁村の久田浩也村長は「人口増加、雇用拡大など、村が抱える課題を解決してくれるだろう」と期待した。名護市の渡具知武豊市長は「北部地域に大きな活力をもたらしてくれると実感している」と力を込めた。