軍用機が超低空飛行 米軍機か、座間味で目撃


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低空飛行する米軍機とみられる機体=28日午後、座間味村阿真の神の浜展望台(宮平譲治さん撮影)

 【座間味】座間味村の座間味島や阿嘉島などで28日、超低空で飛行する米軍機とみられる軍用機が目撃された。

 目撃者によると軍用機が飛んだのは同日午後2時ごろ。座間味島の北側から山の谷あいを縫って低空で飛行し、阿嘉島方面へと向かった。その後阿嘉島の南側で旋回し、ほぼ同じ高さで座間味島と阿嘉島の間の海域を通過。座間味島の北側へと向かったという。

 座間味島に住む宮平譲治さん(48)は島の西側にある神の浜展望台から低空で飛行する軍用機をスマートフォンの動画で撮影した。動画には宮平さんの視線とほぼ同じ高さで軍用機が飛んでいることが確認でき、「海抜約44メートル」と書かれた標識も映っていた。

 軍用機の低空飛行はたびたび目撃されており、宮平さんは「これまで見た中では一番低かった。自分たちを標的にしているような印象を受けた」と語る。「座間味と阿嘉の間の海域は航路で、ダイビングスポットにもなっている。低空で飛行するのはとても危険だ」と憤った。

 阿嘉島に住む男性は今年の夏頃にも低空飛行を目撃したという。「阿嘉大橋の真上をとても低く飛んでいた。落ちないか心配だった」と話した。