黄色く細長い特産島ニンジンを今季初出荷 渡名喜島


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島ニンジンの出荷作業=12月18日、渡名喜村

 【渡名喜】渡名喜村内で12月18日、2020年初となる島ニンジンの出荷が行われた。例年収穫は早いもので12月末ごろに始まり、1月にピークを迎える。

 一般的なだいだい色の洋ニンジンとは異なり、黄色く細長いのが特徴で、大きいものは長さ80センチほど。重機を使って掘り起こし、手作業で葉を落として出荷分をより分けるなど収穫には手間がかかることから、毎年この時期になると親戚や家族で協力して作業をする姿が多く見られる。

 この日の出荷量は150キロだった。農業協同組合がない村では、島ニンジンなどの出荷は村役場が取りまとめて行う。島ニンジンは、フェリーに積み込まれて無事に那覇へ出荷された。
 (刑部結通信員)