会議はスイートルームで リザンシーパーク谷茶ベイ、1室をワーケーション用に改装


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スイートルームでのテレワークを紹介するリザンシーパークホテル谷茶ベイ宿泊事業部の瑞慶山進部長=8日、恩納村

 沖縄県最大級の客室数(826室)を有するリザンシーパークホテル谷茶ベイ(恩納村)はこのほど、スイートルーム内の一室を会議室に改装するなど、休暇を楽しみながらテレワークする「ワーケーション」の場の提供を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大による県観光の冷え込みに、同宿泊事業部の瑞慶山進部長は「新たな誘客手段として期待できる」と強調した。

 昨年12月に、館内最上級の「ロイヤルスイート」内のダイニングルームを、テレワーク機能を持つ会議室に改装した。書いた内容をカラーで読み取り印刷ができる電子黒板、テレビ会議用モニターなどを導入し、宿泊客以外の一般客もスイートルームの利用ができる。ホテル内の軽食を取る同室の利用者に対し、スイートルームのリビングも使用できる。

 スイートのほか、結婚式の控室などもワーキングスペースとして改装し、ワーケーションの誘客に力を注いだ。

 県外のIT系企業から2月に、10人で1週間の滞在予約が入っているという。瑞慶山部長は「最近、館内の公共スペースで仕事している人がほぼ毎日いる。テレワークの普及で、ぜひ皆さんにリゾートで仕事をしてもらい、リフレッシュしてほしい」と述べた。