「衆院選は秋、菅政権下で」日経・大石氏が琉球フォーラム講演 コロナは夏収束の見立て


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大石 格さん

 会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・玻名城泰山琉球新報社長)は13日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で1月例会を開いた。大石格氏(日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員)が「菅政権の行方」と題し菅義偉内閣について講演した。大石氏は「次の衆議院選挙は恐らく菅政権下で行われる。秋に選挙が既定路線だと思う」と述べ、今秋の衆院選の可能性について言及した。

 大石氏は衆院選について、菅政権の支持率が低下し自民党内で「菅おろし」が始まったら、「おろされるよりは(選挙を)やろうということになる」と述べた。時期について大石氏は、新型コロナウイルス感染症が夏には収束すると見立てた上で、「記者会見で言い間違いだったと釈明していたが、9月、10月に選挙するのが既定方針だと思う」との見方を示した。

大石氏の話を聞く会員ら=13日、那覇市のパシフィックホテル沖縄

 自民党は議席を減らすものの、選挙後には自民・公明・日本維新の会の各党が連立した政権となる可能性もあるとし、「(次の首相がどの派閥から出るかは)安倍晋三前首相とも菅首相とも仲が良く、事実上の維新の会のトップ、橋下徹氏の判断が重要になる」と語った。