サッカーJ2のFC琉球は13日、那覇市の県体協スポーツ会館で2021シーズンのユニホームを発表した。オンラインゲームを手掛けるマイネットとトップパートナー契約も締結し、FC琉球を運営する琉球フットボールクラブの小川淳史社長は「サポーターから見てもクラブとしても安心できる。事業提携していく強力なパートナーができた」とあいさつした。
ユニホームは、琉球文化を継承し熱く燃える闘争心を示すベンガラ色(琉球血色)をホームカラーとした。正面と背面には口を開いたシーサーと閉じたシーサーを描き、それぞれ勝利を呼び込む「あ」、勝利を離さない「うん」を表現した。
創業15年のマイネットはオンラインゲームで国内最大級の運営数を誇る。スポーツ事業として、1月からFC琉球の物販事業やファンクラブ運営を請け負い、FM那覇の番組運営など地域活性化事業にも関わっている。
FC琉球の熱狂的なファンというマイネットの上原仁社長は「事業が厳しかった時はFC琉球のサポーター、沖縄の人に支えられた」と明かす。胸に企業名が入るトップパートナーとなり「県民の皆さんと熱くサポートする立場になれてうれしく、わくわくしている」と語った。
小川社長は「沖縄は新しいものを取り入れてオリジナルを作ってきた伝統がある。マイネットの知見と経験、歴史を融合させてFC琉球をさらに進化させたい」と喜んだ。