クラスター1日最多の5例 沖縄で新規感染74人 年末年始に拡大【1月16日朝まとめ】


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は15日、10代から70代の74人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。年末年始の職場の納会や同級生、親族の集まりで5例のクラスター(感染者集団)が確認された。1日で5例の発表は最多で、年末年始の会食で感染が拡大した。 

 新規感染者74人のうち、35人は感染経路が判明している。内訳は家庭内感染10人、飲食・会食と職場各9人、友人・知人6人、その他調査中1人。居住地別では那覇市が25人、糸満市8人、沖縄市6人、名護市と浦添市が各5人などとなっている。

 県は14日に新成人3人の感染を発表したが、感染者数を5人に修正した。いずれも自治体主催の成人式に参加し、飲み会などを通して感染したとみられる。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は29.51人で全国12位。軽症者用の宿泊療養施設として「東横イン那覇旭橋駅前」に加え、「ホテルリゾネックス那覇」の運用も13日から始まった。

 米軍関係は普天間飛行場3人、嘉手納基地、キャンプ・ハンセン、キャンプ瑞慶覧、キャンプ・シュワブが各1人で計7人の感染が報告された。