宮古病院のコロナ病床が満床 沖縄の新規感染79人【1月24日朝まとめ】


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は23日、10歳未満から90代の男女79人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。地域別では宮古島市が12人で2番目に多く、同市では高齢者施設で11人のクラスター(感染者集団)も認定された。県立宮古病院のコロナ病床は23日までに確保された32床が全て埋まり、満床状態となっている。宮古島では現在、自宅療養患者はいないが、今後も感染者が増えれば民間病院や自宅療養で対応しなければならない状況もあり得るという。 

 宮古島市の直近1週間の新規感染者数は49人で、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は87・80人に達し、都道府県別で全国1位の東京都の69・84人を上回る。

 県内療養者数は822人で、病床占有率は84・9%となった。一般病床(非コロナ)使用率は県全体で95・4%に達した。

 23日の新規感染者のうち43人が接触感染と推定され、内訳は家庭内19人、友人・知人9人、飲食・会食5人、施設内3人、職場2人、濃厚接触者として確認中が5人。残り36人は調査中。地域別では那覇市19人、宮古島市12人などとなった。行政検査274人のうち10人、保険診療で69人の陽性が判明した。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は46・67人で全国4位。過去の感染者から重複計上と偽陽性の2例が削除され、累計は6939人となり、7千人に迫った。

 米軍関係の新規感染者は嘉手納基地、キャンプ・キンザー、キャンプ・シュワブで各1人の計3人で、累計は890人。