成人式後の感染105人 県全体1割の高率 飲み会やカラオケ多数参加


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念された成人式を巡り、沖縄県は23日、成人式後11日間の新規感染者のうち105人が新成人とみられると明らかにした。この間の県内の新規感染者は968人のため、新成人だけで10・8%に達し、高い割合を示した。

 ことしの新成人は2000年4月2日~01年4月1日生まれ。105人はこの間に生まれた感染者を抽出した。

 県は新型コロナの陽性者について、10歳未満と90歳以上を除き、10~80代までを10歳ごとに年代を分けてまとめており、累計感染者数に占める割合は各年代4~20%となっている。割合が最も高いのは20代の20%で、単純計算すると20代の各年齢は2%程度となり、10%を超えた直近11日間の新成人の割合の高さが際立っている。

 新成人に関しては、感染者10人のクラスター(感染者集団)も確認され、少なくとも38人が飲み会やカラオケに参加し、他にも連絡がつかない参加者が十数人いた。