宮古島で接待飲食の石垣市長が謝罪「市民に不安与えた」「自制すべきだった」


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議場で謝罪する中山義隆市長=2日、石垣市議会

 石垣市の中山義隆市長が不要不急の外出を控えるよう市民に呼び掛けていた期間中、選挙応援で訪れた宮古島市内で接待を伴う飲食店で会合していた件について中山市長は2日の市議会臨時会で「市民に本市の感染対策に不安を与え、宮古島市の皆さまに迷惑を掛けたことを心よりおわびする」と謝罪した。

 中山市長は「県の緊急事態宣言発出前であり、市長選挙のお願いとは言え、その後の宮古島市の感染拡大状況を見ると、いまさらながらではあるが自制すべきだったと思う」と述べた。

 議会後に報道陣の取材に応じた中山市長は、宮古島市長選に立候補した下地敏彦氏の応援で同市を訪れていた1月15、16の両日、市内の接待を伴う飲食店や居酒屋を各日2~3軒訪れたと説明した。宮古島市議や下地氏の支援者が同行したという。

 滞在時間は各店舗30分~1時間ほどで、同席したのは同行者・店舗スタッフと合わせ、多い時で5~6人だったとした。

 宮古島市内では当時、飲食店などに午後10時までの営業時短要請が出されていた。会合の終了時間について中山市長は「はっきりとは覚えていないが日付はまたいでいない。10時以降の可能性もある」とした。野党は2日、会見を開き、今後追及する方針を示した。